Go言語とは何ができる?メリットや特徴などを解説
ここ数年でITエンジニアを希望する就活生の数は数倍にも膨れ上がり空前絶後のITエンジニアブームとまでも言われております。
求人数の増加に伴い、新しいIT技術やフレームワークが誕生しており、その1つにプログラミング言語も含まれます。
プログラミング言語と言うと、HTMLやPHP、はたまたアプリ開発であればJavaやSwiftを思い浮かべるでしょう。
HTMLやPHPの歴史は長いものですが、SwiftなどはiPhoneの登場に合わせ開発されました。
その中の1つにGo言語も含まれます。
みなさん、Go言語とはご存じでしょうか?
今回の記事ではGo言語でできること、特徴やメリットについて解説していきます。
前半はGo言語の歴史や概要について解説しているので、本編を先に読みたい方は中盤以降からご購読ください。
<目次>
1.Go言語とは?
2.Go言語の由来
3.Go言語の普及によるGoogleのメリット
4.なぜGoogleは「Go言語」を一般公開したか
5.Go言語でできること
5-1.Webサービスの開発
5-2.スマートフォンアプリの開発
事例1)メルカリでの活用事例
事例2)グノシーでの活用事例
事例3)ぐるなびでの活用事例
5-3.ドローン等が開発できる
5-4.アジャイル開発向き
5-5.クラウド(サーバーの開発)
6.Go言語ではできないこと
6-1.ユーザー視点
6-1-1.Go言語だけでは、サービスを開発できない
6-1-2.事例や情報が少ない
6-2-2.条件分岐系の処理に弱い
7.Go言語のメリット
7-1.処理が早い
7-2.コードの量が少ない
7-2-1.開発時間を短縮できる
7-2-2.バグを見つけやすい
7-2-3.他の開発者と協業しやすい
7-3.ライブラリーが沢山
7-4.エンジニアが勉強しやすい
7-5.並行処理が行える
8.Go言語が使用されている有名サービス
8-1.YouTube
8-2.ドロップボックス
8-3.アメリカンエクスプレス
9.Go言語でサービスを開発したい場合
9-1.Go言語での開発を開発会社に委託する場合
9-1-2.失敗しない委託の仕方
10.Go言語エンジニアの給与
10-1.Go言語エンジニアの年収相場
10-2.フリーランスの場合
11.Go言語の学習方法
11-1.プログラミングスクールに通う
11-2.オンライン学習
11-3.書籍で学ぶ
11-4.ITの専門学校に通う
12.まとめ
1.Go言語とは?
Go言語とは、普段みなさんが利用している検索エンジンの運営元であるGoogleが開発した言語になります。
誕生は2009年と、比較的最新の言語に含まれます。
Go言語の開発チームにはトンプソン氏なども含まれ名だたる著名人が開発した言語としても有名です。
C言語をベースに開発されていることもあり構文はC言語ににておりC言語の開発者であれば容易に会得できることでしょう。
「そもそも、C言語と似ているならば、新たに言語を開発する必要はなかったのではないか?」と疑問の声も挙がっていますが、結論から言うとGo言語の開発はとても有意義なものとなりました。
本来C言語は、近年急速に発達したITデバイスや環境によりコードや構文が複雑化していることが問題として取り上げられていました。
複雑なプログラムは、書くのが大変なことは当然として、処理を実行するデバイスにとっても大きな負荷がかかります。
そこでシンプルに同じ処理ができないか?と開発されたのがGo言語になります。
2.Go言語の由来
由来は不明でどうやらGoogleの「G」ではないようでした。
ただ、一説によると普及しやすい(覚えやすい、入力しやすい、言いやすい)理由から「Go」と名付けられたようです。
しかし、Go言語=Googleと一般認識で結び付けられていることから、Googleの施策は上手くいったと言えます。
3.Go言語の普及によるGoogleのメリット
Googleは、かねてよりモダンなシステムプログラミング言語の欠陥に悩まされておりました。
本来、ITサービスは2つの工程に仕分けすることができます。
「開発」と「メンテナンス」になります。
Googleほどの規模のサービスとなると常時、何十万人というユーザーが利用しておりメンテナンス領域はとても重要なことは容易に想像できます。
本記事で指すメンテナンスとは、一般ユーザーが快適にサービスを利用、継続できるようにプロダクトの提供側がサービスを保守・管理することを指します。
そこで、従来のC言語ではメンテナンス性の悪さから、Go言語を開発したと言われております。
つまり、Go言語の始まりは、Googleが自社サービスのメンテナンス性を改善するために開発された言語というわけになります。
4.なぜGoogleは「Go言語」を一般公開したか
そこで、1つ疑問が生じます。
なぜ、自社サービスのメンテナンス性を高めるために開発されたGo言語を一般公開したかについてです。
プログラミング言語を世界に一般公開することを「オープンソース」にするとも言います。
オープンソースにすることが得られるメリットについては以下のことが考えられます。
- オープンソースのため、他の開発者が編集することが可能なためバグの発見に繋がる
- バグの発見により、さらにブラッシュアップされる
- 他の会社のサービスの基幹言語として利用されることで、ITマーケットを掌握することが測れる
などのことが推測されます。
しかし、実際のところは開発者にしかわかりませんが、結果として今では世界中に普及し今回のように記事に起こす人までも登場しました。
結果的に、オープンソース化にしたことは正解だったとも言われています。
5.Go言語でできること
以下では、実際にGo言語を利用することでどのようなサービスが開発できるのかについて解説していきます。
これからGo言語の取得を検討している人やGo言語を利用してプロジェクト立ち上げを検討している方はぜひ参考にしてみてください。
5-1.Webサービスの開発
Go言語では、WEBサービスが開発できます。
有名なGoogleやNetflixもGo言語を一部利用して開発されており、大規模なプロジェクトでも採用されていることから、確かな信頼性を確認できます。
また大規模なプロジェクトこそ、Go言語のようなシンプルな言語を利用することをおすすめします。
何故なら、大規模なプロジェクトほど関わるエンジニアの数も増える中で他のエンジニアが書いたコードを修正する場合などもあります。
本来であれば、class名1つとっても社内で命名規則を定めるほど「誰がみても理解できる」コードが重宝される中でこのGo言語はそのような役割を担っているとも言えるでしょう。
ただ、WEBサービスにGo言語が活用できると言ってもGo言語1つでWEBサービスが完成することはありません。
ユーザーが目に触れ触って操作するインターフェースの部分はHTMLやCSSによって制御されます。
ユーザーが行った操作をバックエンド側で処理するのに、今回ご紹介すGo言語が採用できます。
つまり、世の中に溢れているWEBサービスの多くは複数の言語を用いて開発されていることになります。
そして、このGo言語は開発されてから日も浅いため、対応できるエンジニア(開発会社)が限られているのも特徴です。
ARIA株式会社では、Go言語の開発に長けたスタッフが在籍しておりGo言語を利用した開発実績も豊富なため、Go言語でWEBサービスの開発を検討している事業者様はぜひ一度お問合せください。
5-2.スマートフォンアプリの開発
WEBサービスだけではなく、AndroidやiPhone等のアプリケーションの開発にもGo言語を活用することが可能です。
メルカリやグノシー、ぐるなびといった国内のメジャーなアプリサービスもGo言語が使用されています。
事例1)メルカリでの活用事例
後述にて詳しく解説いたしますが、Go言語の優れている点として、「並行処理能力」の高さがあります。
メルカリのようなサービスはユーザー数が多く、それだけのユーザーに同時に通知を送ることとなると、プログラミング言語の処理能力の高さが肝になります。
そこでGo言語の特性を生かして、メルカリではユーザーにプッシュ通知を送っていると言われています。
ユーザー数の増加が見込まれる場合は、一部の処理をGo言語に委託しても良い選択と言ええるでしょう。
事例2)グノシーの活用事例
グノシーは、国内最大級の情報サイトになります。
日常的なニュースからお得なクーポンなど、サービス開始からわずか数年でユーザー数1000万人を突破したサービスになります。
常に多くのユーザーが記事の閲覧であったりクーポンの取得などを行うため大規模な通信がサーバー側と行われています。
この部分の処理をGo言語が担っているとされています。
事例3)ぐるなびでの活用事例
ぐるなびのGo言語の活用方法は、先述した2社とは少し変わった使用方法になります。
WEB広告領域の考え方になりますが、ユーザーがページを開いた時に、そのページが表示されるまでの速度が遅いとページの離脱率が悪化してしまう特性があります。
ぐるなびでは、ユーザーにバナー画像を表示する際に、ユーザーの趣向に合わせたバナーを即時配信できるようにGo言語が利用されています。
バナーが表示される速度が遅いとユーザーが離脱してしまう可能性もあるため、処理の早いGo言語が最適でしょう。
このようにGoogleやNetflixだけではなく、日常で利用することの多い国内の有名企業もGo言語を使用していることから、Go言語の重要性がうかがえることでしょう。
5-3.ドローン等が開発できる
Webサービスやアプリケーションのみならず、ドローンの開発にもGo言語が使用されるケースがございます。
Go言語には、「GoBot」というフレームワークが公開されており、ドローンを制御するシステムを容易に開発できることから、こうした製品にも利用されております。
一説によると、ロケット等の製品にも一部利用されているとも言われており、今後さらにGo言語の利用は増えると予想されております。
5-4.アジャイル開発向き
開発するワークフローのなかで「アジャイル開発」というものがあります。
アジャイル開発とは、サービスの機能ごとに開発をして、最後に繋ぎ合わせる開発手法を意味します。
そんなアジャイル開発の技術であるコンテナ技術のDockerなどはGo言語で開発されました。
5-5.クラウド(サーバーの開発)
Go言語はサーバー開発に適している言語とも言われております。
AESやFirebaseなどのクラウドもGo言語で開発するためのSDKが標準装備されております。
最近では、Go言語で可能な処理は出来るだけGo言語で行うことが推奨されていることからもGo言語の重要性がうかがえますね。
6.Go言語ではできないこと
先ほどは、Go言語で行えることについて、解説しましたが以下ではGo言語では行えないことについて解説します。
ここでは、ユーザー視点でのできないことと、開発者視点でのできないことの2つに分けて解説いたします。
6-1.ユーザー視点
6-1-1.Go言語だけでは、サービスを開発できない
Go言語を習得して何かWebサービスを立ち上げようと検討している場合は注意が必要です。
一部例外はありますが、Go言語だけではWebサービスを開発することができません。
例えば、HTMLの場合はHTMLさえ習得してしまえばWebページを制作することも可能です。
このように、Go言語はサービスの一部を担う言語としては優れていますがサービス全てをGo言語で開発することはあまりないと考えて良いでしょう。
6-1-2.事例や情報が少ない
プログラミング言語の多くは日本以外の国で開発されました。
そうした背景から、プログラミング言語に関する、情報や活用事例が日本は他の国と比べると少ないといえます。
正確にお伝えすると、大半の内容が英語で記述されているため英語を取得した人でないと確認することができない情報が数多くあります。
万が一、Go言語の最新の情報を確認したい場合は、英語版のGoogleで情報収集を行うことと良いでしょう。
しかし、普段読み慣れない英語を無理矢理に翻訳し違った解釈をしてしまいプロジェクトに支障をきたしてしまったとの失敗事例は少なくありません。
Go言語の開発を成功に導きたいのであれば、Go言語の開発に長けたエンジニアや開発会社に相談してみましょう。
6-2.開発者視点
エンジニアがGo言語でプログラミングコードを書く時にできないことを以下にて解説いたします。
6-2-1.継承ができない
Go言語では、継承ができません。
継承とは、クラスの定義を他のクラスにも適用することができる機能のことを指します。
継承の利点としては、同じような処理を行うコードを記述する際に、毎回同じ内容のコードを記述することがなく、同一の処理を行うことができます。
また、プログラミング処理の中で、エラーが発生した際に、継承元を辿ってデバッグすることで、エラー解決の時間短縮も期待できます。
このように素晴らしい特性をもつ継承がGo言語では利用ができないので開発者は注意が必要です。
6-2-2.条件分岐系の処理に弱い
Go言語では、if文のような条件分岐を省略するような構文が利用できません。
if文はJavaやPHPのみならず、身近なソフトですとExcelにも搭載されている機能です。
多くのWebサービスやアプリケーションでは、条件分岐処理を行うことが想定されているため、条件分岐の処理をGo言語で担うのは得策とは言えません。
勿論、同様の処理を行うことは可能ですが、他の言語で記述する場合と比べてコードが長くなってしまいます。
Go言語の活用企業と事例でご紹介したように、通知を送る場合や画像を表示するなどシンプルな処理を行うシーンでGo言語が活躍します。
7.Go言語のメリット
次に、Go言語の具体的なメリットについて解説します。
Go言語の正しいメリットを理解することで、必要な場面でGo言語を活用することができます。
後から「ここの処理の部分はGo言語で書いておけばよかった」とならないためにも、ここでチェックしておきましょう。
7-1.処理が早い
Webサービスやアプリケーションにおいて、処理の早さは何よりも肝心になります。
例えば、起動まで1分もかかるアプリをあなたは日常的に利用するでしょうか?
おそらく多くの人が、「No」と答える中で、処理の速さが極めて重要であることがわかりますね。
処理が早いということは、データの通信量も軽くサーバーへの負担を軽減させることもできます。
サービスを運営する中で、維持費は出来るだけカットしたいですよね。
維持費を抑えるためにも、Go言語は活用できると言えます。
さらに、Go言語は直接機械語で出力するためコンパイルの処理が早く、エンジニアにとっても処理のチェックが容易に行うことができます。
7-2.コードの量が少ない
処理が遅いよりも早い方が良いように、コードの量も多いよりも少ない方が良いです。
なぜコードの量が少ないと良いのかについては3つの理由があります。
7-2-1.開発時間を短縮できる
コードの量が少ないと記述する量も少ないので、開発時間を短縮することができます。
サービスの開発において、時間=費用であるため、出来るだけ時間を短縮することがコストカットへの大切な指標になります。
予算を抑えたい時やサービスの公開までタイトなスケジュールである時はGo言語を検討してみてはいかがでしょうか?
しかし、日本国内ではGo言語を扱える開発会社が少ないため他の言語を利用した開発よりも割高で見積もられることが多々あります。
ARIA株式会社では、わかりやすい料金体系で且つご予算のご相談も承っておりますので是非、一度ご相談ください。
7-2-2.バグを見つけやすい
コードの量が少ないプログラムほどバグを見つけやすい特徴があります。
わかりやすく例えると、1000行のコードと10行のコードでは、確認する時間が異なるためです。
Webサービスを開発する上でバグは必ず付き纏う問題です。
むしろ、バグの発生しないサービスの方が珍しく世界最大のECサービスであるAmazonでさえ頻繁にバグ及びエラーが発生します。
このように、バグはほぼ必ず発生する問題であるため、バグの発見・対策が予めしやすいようにコードを記述することが何よりも重要です。
7-2-3.他の開発者と協業しやすい
Go言語はシンプルなため、他の開発者からみてもわかりやすいコードが特徴です。
初めのうちは1名で賄っていたサービスでも事業が拡大するごとにスタッフの数が必要になります。
そのような場面において、誰がみてもわかるコードが何よりも重要です。
7-3.ライブラリーが沢山
プログラミング言語においてライブラリーとは、他の開発者やコードの提供主が予めプログラムをまとめたキットのようなものを指します。
ライブラリーを活用することで、1からすべての機能を開発する必要がないため開発効率を改善することができます。
ライブラリーを使用する利点は、開発時間を短縮することに加えて、完成されたコードのためバグが起きずらい(チェック済み)ことも挙げられます。
多くのメジャーサービスであっても、ライブラリーを活用していることから必ずしもすべてオリジナルで開発する必要はありません。
7-4.エンジニアが勉強しやすい
C言語をマスターしているエンジニアであれば、C言語をベースに開発されているため理解は容易でしょう。
また、プログラミング経験のない初心者であっても勉強しやすい言語としてGo言語がよく挙げられます。
言語としての市場価値も高いため、習得して損はありません。
7-5.並行処理が行える
先述したメルカリでの活用事例でご紹介した「並行処理能力」の高さもGo言語のメリットです。
多くのデータをサーバーに負担をかけることなく送信できるので、大規模な開発を行う際はGo言語は外せません。
また「他の言語で同じ処理ができるからGo言語ではなくてもいい」と考えがちですが、データの大量送信が苦手な言語がこれらのような作業を行うとサーバーダウンやエラーに繋がるリスクもあるため、注意しましょう。
並行処理が苦手な言語として「PHP」が挙げられます。
現在のシステムにPHPが利用されている場合は、一部の機能をGo言語に委託することも視野に入れてみてはいかがでしょうか?
ARIA株式会社では、ゼロイチの開発に加えて既存サービスの保守や改修も担当しております。
「今のサービスを改善したい」
「Go言語でコードを書き換えたい」
などの希望があるお客様のご相談も承っておりますので、ご相談くださいませ。
8.Go言語が使用されている有名サービス
実際にGo言語を使用しているサービスについてご紹介します。
前項では、国内サービスを3社紹介させていただきましたが、海外の有名サービスでもGo言語が利用されています。
8-1.YouTube
今では、知らない人が居ないくらい有名なYouTubeですが、実はGo言語が使用されております。
YouTubeではサーバーの機能をGo言語が担っています。
大量のユーザーが同時に動画を視聴することで発生するデータ処理をGo言語が円滑に処理しているのでしょう。
動画サービスのバックエンドとしても、Go言語は優秀であることがわかりますね。
8-2.ドロップボックス
ドロップボックスは、世界有数のオンラインストレージサービスです。
PCに保存しておくと、容量が足りなくなってしまう時などにドロップボックスにデータを保管することでデバイスのストレージが確保できます。
また、他のユーザーと同期することができるため複数人でデータ共有を行う時になどに抜擢されます。
ドロップボックスでは、サービスを拡大するタイミングでGo言語を採用したと言われております。
元はPythonで構築されていたサービスをわざわざGo言語に変換するくらいGo言語の処理速度の早さは魅力的です。
8-3.アメリカンエクスプレス
クレジットカード会社であるアメリカンエクスプレスもGo言語が採用されております。
ユーザーがカード決済を行った際に発生する処理では、顧客情報や決済場所、金額など大量のデータを処理する必要があるためGo言語を利用してスムーズにデータ処理を行っております。
決済情報の基幹をGo言語で開発することから、Go言語の安全性や処理能力の高さがわかりますね。
9.Go言語でサービスを開発したい場合
新しくサービスを立ち上げる際や、既存サービスにGo言語を採用したい場合について解説します。
9-1.Go言語での開発を開発会社に委託する場合
まず最初に思い浮かぶのがこちらの方法でしょう。
Go言語の開発に長けた開発会社はあまり多くないため慎重に精査する必要があります。
実際に開発を委託する場合の流れや方法について詳しく解説します。
9-1-1.開発の流れ
基本的には以下のような流れで開発が始まります。
①ヒアリング
まずは、Go言語を採用したい理由を伝えると良いです。
又はGo言語を利用した方が良いのかどうかを相談するのも結構です。
②スケジュール設定
内容や仕様が固まると、完成までのスケジュールを設定します。
開発中に仕様変更のリクエストなどを考慮して予め、ゆとりのあるスケジュールを設定することをおすすめします。
③開発
ここまでくると、開発が開始します。
この時点で依頼側は、基本的に納品まで待ちの姿勢になることが一般的です。
④納品
完成したシステムが予め設計した通りに動作するか確認を行いましょう。
9-1-2.失敗しない委託の仕方
委託開発でよくある失敗事例として、双方の認識の誤りが挙げられます。
こうしたトラブルを未然に防ぐために、ヒアリングの段階で遠慮せずに要望を伝え切りましょう。
また、納品されてから初めてシステムを見るのではなく、途中経過を報告してもらうなどして作業の進捗を確認することで方向性のズレを修正することもできます。
この部分は開発会社によってどこまで対応できるか異なるので一度相談してみると良いでしょう。
ARIA株式会社では、すべてのお客様に満足しプロダクトを成功に導くために、丁寧なヒアリングとわかりやすい説明を実施しております。
「プロダクトにGo言語が必要かわからない」
などの相談でも問題ございません。
Go言語での開発を検討されている場合、まずは一度、お問合せくださいませ。
10.Go言語エンジニアの給与
Go言語エンジニアの給与について解説します。
10-1.Go言語エンジニアの年収相場
一般的には500万円から1000万円とされています。
500万円以下のクラスでは、学習経験が未経験から2年未満と比較的経験の浅い求人のようです。
つまり、ある程度Go言語のエンジニアとしてキャリアを積むことで500万円以上の年収が見込めることになります。
現時点の日本の平均年収と比較すると高額であることからGo言語エンジニアの市場価値の高さがわかりますね。
10-2.フリーランスの場合
事業会社で正社員として働くのではなく、個人事業主として働いた場合の収入について解説します。
※フリーランスサイトに記載されていた情報を参考にしております。
Go言語を扱うフリーランスの平均的な月額単価は79万円でした。
HTMLやCSSなどの静的な言語と比べると高額なことがわかります。
また普及率の高いPHPやJavaと比較しても10万円近く高額であることからGo言語エンジニアの希少性がうかがえますね。
シンプルな構文の上に報酬も高額であることから、これからITエンジニアを目指す人はGo言語をチョイスしても良いかもしれません。
11.Go言語の学習方法
プログラミング未経験者がGo言語を勉強する方法をご紹介します。
11-1.プログラミングスクールに通う
受験勉強では、予備校や塾があるようにプログラミングの世界にも塾のようなものがあります。
自身のレベルに合わせたカリキュラムや難易度で無理なく学ぶことができます。
プログラミングスクールの利点として、わからない処理などに遭遇した場合にすぐに講師に確認できる点が挙げられます。
しかし、先述したようにGo言語は他のプログラミング言語と比較して習得しているエンジニアの数が少ないことからも、Go言語に対応しているスクールが少ないのが現状です。
ARIAでは、最前線で活躍している現役のGo言語エンジニアが講師となり、直接相談や質問にもお応えするプログラミングスクールを開校しています。
受講者のスキルレベルに合わせてコースも複数ご用意しており、一から学ぶコースはもちろん、すでにGo言語の基礎は身についている方向けに質問や相談をメインにしたコースもございます。
エンジニアとしてこれから活躍したい、スキルアップがしたい方、Go言語にご興味のある方はぜひARIAプログラミングスクールをご検討ください。
もちろん、Go言語以外も学べます。
11-2.オンライン学習
スクールに通って習う方法以外にも、オンラインで自宅で学習する方法もあります。
オンライン学習では、予め用意された問題集を解くことで自分のペースで学習できます。
実際にエディッタにコードを記述しコンパイルしながら学習していくので、覚えやすいという特徴があります。
無料で学べるサイトも数多くあり、まずはチェックしてみると良いでしょう。
11-3.書籍で学ぶ
書店でGo言語の学習本を購入し勉強する方法です。
1冊購入すれば、Go言語の基本から応用まで学ぶことができます。
プログラミングスクールに通うよりも費用を抑えることができるため、学生などにおすすめの勉強法です。
しかし、プログラミングはスポーツと一緒で実際に手を動かして学ぶに越したことはありません。
書籍を否定するわけではありませんが、オンライン学習サイトでの学習の方が良いでしょう。
11-4.ITの専門学校に通う
プログラミングスクールと似ていますが、少し異なります。
最近では、高校卒業後の進路の選択肢の1つとしてプログラミングが学べる専門学校があります。
利点としては、他の生徒も初心者であることが多いため足並みを揃えて学習でき、お互いにわからない所は教え合うことができます。
12.まとめ
今回の記事ではGo言語の定義や歴史から活用事例、学習方法など幅広く解説してきました。
Go言語は、シンプルな構文にも関わらず並行処理が行えるなど処理能力の高さや、Webサイトやアプリケーションのみならず、Iot技術などでの需要もまずます高まることから今後も普及が進んでいくと予想されます。
この機会に是非、Go言語での開発を検討してみてください。
お問合せはこちら↓から
ARIA株式会社(MIECRU)
info@ariainc.jp